トリガーポイントのローラーを2本買って効果の違いを検証してみた!

近年、筋膜リリースの必需品として注目を集めているストレッチポール。特に、アスリートから一般ユーザーまで幅広い支持を得ている米国発の人気ブランド「トリガーポイント」の製品は、その品質の高さで定評があります。

今回の記事では、トリガーポイントの人気商品「グリッド フォームローラー」と「チャージフォームローラー」を実際に購入して、使用感や効果の違いを徹底検証してみました。

トリガーポイントのフォームローラー2本の値段

今回購入したトリガーポイント(TRIGGERPOINT)のフォームローラーの種類は以下の2本です。

  • グリッドフォームローラー(左・ライム色)
  • チャージフォームローラー(右・青色)

フォームローラーを購入したのは通販サイトのAmazonで、値段はどちらも5,000円前後で購入可能です。

Amazonではセール価格で販売することもあり、運が良いと1本あたり1,000円ほど安い値段で購入できます。

フォームローラーの大きさの違い

グリッドフォームローラーとチャージフォームローラーの長さはどちらも33cmあり、大体手のひら2つ分ぐらいの大きさがあります。

どちらのフォームローラーも自立して立たせることができるため、収納スペースの場所を取らず、コンパクトに置いておくことが可能です。

フォームローラーの中心部はABS樹脂という素材で作られており、両足で乗って体重をかけても大丈夫なほど頑丈にできています。

重量は左のライム色の方が軽く、右の青い方はずっしりと重いです。

ちなみに、フォームローラーの中にはトリガーポイントの正規品と示すステッカーが貼ってあります。

フォームローラーの硬さの違い

ライム色のグリッドフォームローラーには形が異なる突起がいくつもあり、それによって筋膜リリース時の刺激が変化します。

表面の素材はEVA素材で作られているため、指で押すと凹み、発泡スチロールぐらいの柔らかさがあります。

一方で青いチャージフォームローラーには、合計で6本の大きな突起があり、カーブを描いたデザインとなっています。

表面の素材はグリッドフォームローラーと同じEVA素材で作られていますが、こちらのチャージフォームローラーは硬く、指で押しても凹むことはありません。ゴムとプラスチックの中間ぐらいの硬さ。

トリガーポイント フォームローラーの使い方と効果

トリガーポイントのフォームローラーの使い方は、上記画像のようにふくらはぎに当てて転がして使ったり、背中の肩甲骨から腰に当てて筋膜をリリースしていきます。

使い始めは痛いと感じるかもしれませんが、使い続けることで気持ちいい刺激に感じていきます。

痛さに慣れてきたら、足をクロスさせ、片足に体重をかけて筋膜リリースをしていくのがオススメの使用方法です。

私はいつもデスクワークで疲れた時に、「肩甲骨〜腰」と「ふくらはぎ」にフォームローラーを使い筋肉をほぐします。そうすることで体も温まり、凝り固まった筋肉がほぐれ、体も幾分軽くなります。

また、椅子の下にフォームローラーを置いておいて、デスクワークをしながら足裏をマッサージするのもオススメの使い方です。

フォームローラーに慣れてくると、ソフトなグリッドフォームローラーでは効果が物足りなくなってくるので、個人的には最初から硬いチャージフォームローラーの購入がオススメです。

ただし、以下で紹介する使用部位によっては、ソフトなグリッドフォームローラーの方が向いている箇所もあるので、一概にどちらが良いと言う事は難しいです。

公式がオススメする6種類の使い方(部位別)

次に、トリガーポイント社がオススメする部位ごとの使い方をご紹介します。

ヒラメ筋: 運動に必要な体の基礎を作り、動きやすさを高める。

  • フォームローラーにふくらはぎを乗せ、その上に片足をクロスさせる
  • 硬いチャージフォームローラーがオススメ

腸脛靭帯: ITバンド周辺筋膜群をリリース(解きほぐす)して失った運動機能を取り戻す。

  • 横向きに寝て、肘で体を支えながらフォームローラーの上に大腿部を乗せます。上の足を前に組み、体を支える
  • かなり痛いので柔らかいグリッドフォームローラーがオススメ

胸椎: 胸椎をリリースし、動きやすさを高める。

  • フォームローラーを背中中心部付近に合わせる。朝手を首の後ろで組むか、朝手を胸の前で組む
  • 硬いチャージフォームローラーがオススメ

広背筋: 広背筋をリリースし、、動きやすさを高める。

  • 横向きに寝て、膝を少し曲げる。脇の下にフォームローラーを置いて、手のひらを上に向け、腕を真っ直ぐ伸ばす
  • 痛いので柔らかいグリッドフォームローラーがオススメ

大腿四頭筋: ひざ関節から股関節の動きやすさを高める

  • うつ伏せになり、両膝をつき、フォームローラーの上に膝上部を乗せる。体は床と並行の姿勢を保つ
  • 硬い・柔らかいフォームローラーどちらもオススメ

臀部: 臀部をリリースし、安定性と動きやすさを高める

  • 横向きに寝て、肘で体を支えながらフォームローラーの上に乗る。上の足を後ろに組み、体を45度くらい後ろに傾け、お尻の位置を合わせる
  • 柔らかいグリッドフォームローラーがオススメ

トリガーポイントのフォームローラー まとめ

グリッド フォームローラーとチャージフォームローラー、2種類を使い比べてみて、それぞれの特徴がよく分かりました。

  • 柔らかいグリッドフォームローラー: 太もも周りがオススメ
  • 硬いチャージフォームローラー: ふくらはぎ・腰・背中がオススメ

グリッドは柔らかい素材のため誰でも使いやすく、硬いチャージは効果を重視する方に合っていると思いました。

個人的にグリッドは刺激が弱く効果も感じにくいため、できるだけ硬めのフォームローラーを選ぶのがオススメです。